ロックマンX5 第六話

ダグラス「スペースシャトル、発射スタンバイＯＫ！」

シグナス「あとは頼んだぞ…ゼロ。何も出来なくてすまん。

クロやん「気にするな…シグナス。これも仕事の１つ。
オレ以外のパイロットはいないしな、今となっては。」

なでしこ「クロやん！やはりあたいがいくよ。」

クロやん「なでしこ、お前は地球に残ってくれ。
お前が行ってしまったら誰が地球を守る？」

なでしこ「もう戻ってこないような言い方はやめてくれ！」

クロやん「オレは絶対戻ってくる！このぐらいで死んでたまるか！
イレギュラーになった時…それがオレの最後かな？」

なでしこ「わかったよクロやん…信じて待つよ。
必ず戻って来いよ…クロやん…」

エイリア「そろそろ時間よ…クロやん…」

クロやん「ＯＫ！こっちは準備ＯＫ！

シグナス「行くぞ！ゼロ！最後の望みだ！発射！！

なでしこ「クロやん！必ず…戻って来いよー！！

なでしこ「クロやん！クロやんッ！クロやんーッ！」

エイリア「コロニーは目の前だわ…。クロやん、頑張って！」

ダグラス「今度こそ大丈夫だ…絶対に！」

なでしこ「クロやんならやってくれる！戻ってくるんだ！」

クロやん「スペースコロニーユーラシア確認！ギリギリまで近づいて脱出する！
コロニーからの破片が凄まじい…これを避けて近づかないと…
コロニーにぶつかる前にシャトルが破壊されてしまう。」

ダグラス「クロやん！お前の腕前なら大丈夫だ！」

クロやん「サンキュー、ダグラス…
そろそろお話の時間は終わりのようだ…
５秒後に通信オフに。脱出する！」

なでしこ「頑張れ！クロやん！」

シグナス「頼むぞ！クロやん！」

エイリア「コロニーまであと７秒。５…４…３…２……コロニー衝突！
…………
…コロニー破壊率８６パーセント！…１０分後には消滅するわ！…コロニー破壊成功！
…クロやん？応答して！」

ダグラス「…クロやん！」

シグナス「…クロやん！応答せよ！」

なでしこ「…感じる…クロやんを感じる！」

？？「…ガガガ…」

クロやん「…こちら、クロやん…聞こえるかい？
…なんとか…生きているみたいだ…。」

エイリア「クロやん確認！」

なでしこ「クロやんーッ！大丈夫か？」

クロやん「結構ヘビーだったが…大丈夫だ…こっちの状態はオールグリーン…
無事地球にたどり着けそうだ。」

エイリア「落下地点を計算して迎えに行くわ…。
それまでゆっくり休んで。窮屈だろうけど…」

	
ライフセーバー「クロやんは無事に救出した。かなり弱っている。
これよりハンターベースへ帰還する…」

エイリア「待って！…な、なに、この反応は？
		…これはまさしく……ゼロウィルスと呼ぶべき？
		ウィルスまみれのコロニーの破片と…
		シグマウィルスが合体したのかも？
		…一体これからどうなるの？」