機動警察パトレイバー ゲームエディション 03

クロやん「さて、二話の開始だ、それはさておき、前フリがパトレイバーらしいな」

なでしこ「いわゆる押井節って奴ね、話の内容自体はテレビ版のとある話の後日談？よ」







御井「そういえば、確かに頭部の形状が変化してますね」

クロやん「前回派手に吹っ飛ばしたからな、篠原重工から試作品を取り寄せてもらったらしい」

なでしこ「俗に言う”劇場版三号機”ね、一話で見せた頭部の形状はテレビ版のそれよ」

御井「同じものを用意するって発想はないんですか？」

クロやん「三号機は特別なんだよ、元々予備機だったから実験用に篠原重工が電子戦用のパーツをつけたりしていた」

御井「っというか、イングラムは形状が全員違いますよね」

クロやん「ああ、変更点は肩と頭部だけだがな、特に肩が違うのはOVA版二号機と各作品の三号機だけだ
大田機の二号機はあまりにも頭を壊しすぎるからスペアが無くなったっていう情けない事情があるんだ」

御井「なるほど・・・炎の警察官ですね・・・」

なでしこ「正義と悪との識別できて.....いることは出来ているわね」

クロやん「話を戻すがこの新型三号機は相手のセンサーや通信機器を麻痺させるECM装置が付与されたんだ
簡単に言うと…」

なでしこ「D-3じゃないかしら」

クロやん「唯一カスタムにならなかったアイツとは大違いだな…」







なでしこ「特車二課の昼ご飯は過酷を極めるわ、上海亭という所以外出前受け付けてくれず.....」

クロやん「なんていったって地方だし、整備班とかも含めると凄まじい人数だからな
食料難を解説するだけで１５分費やす回がある程だ」

御井「出勤時にお弁当用意するって発想はないんですかね」

クロやん「一人暮らしは辛いんだよ御井君や…
特に地方公務員なんて色っぽい話がそうそうあるはずもなく」







御井「あんなに大量に注文しておいてこの言い草・・・
独立愚連隊と言われても文句ないですね」

クロやん「まぁ今回の事件も出前が来なかった…って話だ」

なでしこ「テレビ版では息子が配達サボって犬に出前食わせて.....だったけど、今回はレイバーが現れたらしいじゃない」


遊馬「これは明らかに、特車二課をその目標としたテロ行為であります。」

御井「いや、その発想はおかしいです、おかしいですよカｔ」

クロやん「兵糧攻めか…敵もやるな」

なでしこ「どの戦争でも、補給を絶たれたらそれそのものがピンチ」







クロやん「まぁ結論おとり捜査だな、上海亭の出前がレイバーに狙われているのは分っているんだから」

御井「民間人にやらせるわけにもいきませんよね」







御井「これは…シュールですね」

クロやん「さて、新しい三号機の初陣だな」

御井「初陣二回目とはこのことですね」

御井「敵はボクサーね」














クロやん「今回の〆はリボルバーカノン、被害総額は意外と少ないか」

なでしこ「今回は無人機じゃなかったわね、海の家の一味なのは一緒だったけどね」

クロやん「まぁ御井君、一通り見て分ると思うが、パトレイバーはリアルロボットアニメでもスーパーロボットアニメでもない、かといって警察物としては極めて異質な作品だ、だからこそエンターテインメントとしての高度なミックスが魅力なんだ」

御井「まぁコミカルなのは間違いないです」

クロやん「多少シリアスだったりする回もあるけれど、あくまで押井先生はエンターテインメントとして追及した上でパトレイバーを作っているんだ、いうなれば」

なでしこ「面白ければ全てよし！ね」